
2005/06/21(火)に
映画『
逆境ナイン』を観ました。今日はその感想。
感想:結構期待して行ったのですが、期待通り笑わせていただきました。冒頭いきなり校長(
藤岡弘)に廃部を言い渡される不屈闘志(玉山鉄二)。この逆境を乗り越えるべく、万年一回戦敗退の弱小野球部のくせに、甲子園に出場すると校長に断言し、とりあえず春の選抜優勝高校の日の出商業高校に練習試合を申し込みこれに勝つとはったりをかます不屈闘志。
万年一回戦敗退の弱小野球部の試合を春の選抜優勝高校が受けるのというのもすごい設定ですが、その試合に出れるのがキャプテンで投手の不屈闘志とキャッチャーだけっていうのも笑えます。しかも不屈闘志は右手を負傷しているにもかかわらず、
巨人の星、侍ジャイアンツ、
キャプテン翼などの
ヒーローは左利きなので、自分もここで左利きに目覚めるという根拠のない自信、笑えます。
結局練習試合は雨で流れ全力高校の不戦勝になるのだが、それをいいことに校内新聞で何故か日の出商業に圧勝の文字が飾られ、ナインはグラウンドでビーチパラソルを立ててトロピカルジュースを飲むという浮かれよう、笑えます。
そんな浮かれたナインに渇をいれるべく校長は監督(ココリコ田中直樹)を送り込む。しかしこの監督がまたうける。野球をまったく知らないセパタクローの元日本代表らしいのです。セパタクローに日本代表ってあるのか?またセパタクローだったらせめてサッカー部の顧問にでもなればいいのに、笑えます。
またこの監督がいいところでいい言葉をぼそっとつぶやき不屈闘志に衝撃を与えます。「知らぬが仏」「これはこれそれはそれ」「恋に恋する恋気分」等なんですがこれがまた妙に説得力があって笑えます。しかもこの監督、練習の指導をするわけでもなく、試合の日もベンチに姿を現さないというやる気のなさ、最後は授業を行ってなかったということがPTAにばれてクビになるという始末、笑えます。
甲子園三重県地区予選大会も相手がお腹を下していたり、赤点で補習を受けて出られないナインの代わりにクラスの暇な人を集めた集団で勝ってしまったり、キャプテン不屈闘志がデートで出られなくでも勝ってしまったりと、三重県人が怒ってしまいそうな野球レベルの低さ、笑えます。
相手高校の名前も「中々高校」「手抜き高校」などギャグマンガ特有のネーミング、笑えます。
そして一番自分の好みは、ライバル日の出高校の四番バッターが「東郷」といって、打った打球が必ず相手ピッチャーを狙い打つスナイパーということです。背番号は四番なのに「13」です。これは何かというと、自分の大好きなマンガ『
ゴルゴ13』のパロディーなんですよね。決勝戦で全力高校と日の出商業高校が対戦するとき、バッターのシーンはこの東郷しか出てこないんですよ。で、全力高校の野手はことごとくピッチャーをやる際にスナイプされてしまうんです。9人いるのに東郷ばっかり出てくるのはどういうこと?って感じですが、点差がすごいんですよね。5回の時点で0対23。
で、やっと出てきたキャプテンで投手の不屈闘志も練習不足がたたり、時速6Kmという超スローボールを東郷にものの見事にピッチャー返しされ、センターまで吹き飛んで気を失ってしまいます。で、気がついたときは9回表「0対112」、え!?野球で112点!?笑えます。で9回の表は不屈闘志の復活の男球で東郷を討ち取り零封に成功。しかし、その裏、ナインがついに力尽きてしまいます。どうなる全力高校!?と思ったら、まさかの○○
ランナー制の採用(←これが自分の中で一番笑えたところです。)
で、不屈闘志1人で113点とって逆転。その頃には夜が明けて次の日になっちゃってます。そして、甲子園の切符を手に入れいざ甲子園へというところで最後のどんでん返しで終了です。
『
逆境ナイン』のお勧め度
(★★★★★ ―→
映画封切り前から熱心に知人に勧める)
(★★★★ ―→ 封切り後知人に勧める)
(★★★ ―→ レンタルされるようになったら知人に勧める)
(★★ ―→ CS・BS・CATVで放送されるとき知人に知らせる)
(★ ―→ 地上波で放送されるとき知人に知らせる)
結論 ―→ ★★★★★
前半から後半まで満遍なく笑わせてくれました。チャウ・シンチー映画のように不快なシーンも全然無く気分爽快です。校長(藤岡弘)がときどきもらす「大きい・・・」という台詞も好きです。原作がとても読みたくなった映画でした。
ギャグマンガが好きな人には絶対のお勧めです。そうでない人は「くだらない」の一言で済んでしまう映画かも。しかし自分には、うっとおしい梅雨の季節を笑い飛ばす作品に感じられました。
あらすじ:
全力学園の弱小野球部キャプテン・不屈闘志は、ついにある日、実績を重んじる校長から廃部を言い渡される。愛する野球部を絶対につぶしたくない不屈は、無謀にも校長に「甲子園出場」を誓ってしまう。イマイチやる気に欠ける部員たちを言葉巧みな屁理屈で操り、猛特訓を開始した不屈だったが、野球を知らない監督の就任、様々なピンチにさらされる部員、そして不屈自身も恋と野球の板挟みに陥るなど、次から次へと逆境に襲われてしまい・・・。
2004年に初監督作『海猿』を大ヒットさせた羽住英一郎が、修行時代に愛読していた同名マンガを映画化。原作者の島本和彦に「映像化は無理」と言わしめたハチャメチャなスポ根マンガを、奇想天外でどこまでもバカバカしい超絶エンタテインメント作に仕上げた。逆境(=思うようにならない境遇や、不運な境遇)を熱いマインドのみで乗り越えていく、超ポジティブな史上最強の主人公・不屈闘志を、玉山鉄二が見事に演じきっている。とはいえこの不屈闘志(というか登場人物全員なのだが)、かなりの大ボケ。玉山の真顔の熱演と、おバカな言動やありえない展開との
ギャップに、とにかく笑わされる。最初から最後までツッコミどころ満載の、強烈
コメディだ。
『
逆境ナイン@映画生活』


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